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手稲山(平和の滝コース)



登山口へ公共交通機関を利用して向かうには、市営地下鉄東西線琴似駅または発寒南駅からJRバスに乗車し、終点の「平和の滝入口」で下車、徒歩20分です。今回は車で登山口まで向かいました。登山口には、大きな駐車場がありますが、休日などにはこの駐車場がいっぱいになることがあるようです。今回は、平日の10時頃で7割程度の利用率でした。駐車場のそばに小さなトイレと自動販売機が1台あります。



駐車場の横に、登山コースの名前にもなっている平和の滝があります。駐車場から階段を下りるとすぐに滝壺ですので、登山を始める前にちょっと覗いてみてはいかがでしょうか? 川への降り口に案内看板がありますが、目立たず質素に立っていますのでうっかりしていると見落としてしまうかもしれません。



登山口はお寺の横にあります。札幌市自然歩道の看板が立っていて入り口が判りやすい位置にあります。写真の奥に見えているゲートを越えるといよいよ登山のスタートです。



登山道は、入り口からしばらくの間、琴似発寒川に沿って幅が広く勾配が緩やかな遊歩道となっていて、とても歩きやすい道が続きます。



登山口から1km程度歩いた辺りで大きな砂防ダムが左手に見えて来ます。この辺りから道は狭くなり、本格的に「山登り」の雰囲気が漂い始めます。登山道の途中で何ヶ所か川を渡る所がありますが、橋が架けられており、傷んでいる所では補修されていますので、問題なく進む事が出来ます。



登山口から約3kmの地点で布敷の滝が目の前に現れます。この滝を越えて少し進むと、登山道は琴似発寒川を離れ勾配が急になり始めます。時間的にもちょうど中間となると思いますので、この滝を休憩ポイントにしておくといいかもしれません。



布敷の滝を越えるといよいよ急傾斜の登りが始まります。足下の状況も悪く、大きな石がゴロゴロと転がっていて、中には不安定な浮石も存在するので注意が必要です。この辺りから標高差で約150m程登ると平和の滝コースのメインイベント! ガレ場が登場します。



琴似発寒川を離れて標高差160m程度登るといったん緩やかな所に出ます。そしてその後、目の前に現れるのがこの写真のガレ場。結構な急傾斜の斜面に50cm程度の礫が大量に堆積しています。この区間は明瞭な登山道がありませんが、所々の石に書いてある赤い矢印を頼りに登っていきます。



ところで、札幌近郊の山のうち、手稲山は、ナナカマドやヤマウルシなどの赤く紅葉する樹木が比較的多く、秋になると綺麗な紅葉を楽しみながら登ることが出来る山の一つです。紅葉のピークは9月の末から10月半ば頃になる事が多いようです。写真は、2007年10月9日に撮影した写真です。



急傾斜のガレ場を登り切ると大きなケルンのある尾根に出ます。山頂方向にはアンテナが見え始め、ゴールが近いことが感じられます。また、南東方向への展望は、山頂より、このケルンの辺りの方が良好です。この場所は背後の山腹斜面で風を避けられますので、風の強い日は、山頂よりここでお弁当を食べる事を選択肢の一つとしても良いでしょう。







ケルンを過ぎると山頂はすぐです。登山道は山頂から300m手前で、山頂のアンテナに続く林道に出て終わります。山頂には、手稲神社奥宮があり、20〜30人が一度にお弁当を広げることが出来る広さがあります。山頂からの展望は南西方向に開けており、市街地方向への展望はほとんどありません。石狩平野に広がる札幌市街地の景色は、山頂よりちょっと下にあるスキー場のリフト終点辺りが好展望です。




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